アメ車のスパークプラグ
こんばんは。
今日はちょっといつもの作業報告から離れまして、部品の話題です。
画像は、某アメ車の純正スパークプラグです。
先端部分が特殊形状になっていて、よく見るNGKやデンソーのプラグとは明らかに違うものです。
それは良いのですが、問題は、、、、
このプラグ、熱や錆で固着して、先端部分が折れる事が50%以上の高確率で起こるのです・・・
工場長のスキルで、8本中7本は外せましたが・・・
なんとネジ山部分から折れてガイシ部分と分裂し、少しのネジ山とエンジン側に残ってしまいました。
というか、この1本のみ、回す時に全くトルクが無かったので、元々折れていた可能性大です。
通常はネジ山部分はちゃんと外れて、先端部分が折れて残るのですが、こうなってしまうと、このプラグ用の専用ツールが使えません。
結局、コールド潤滑スプレーや逆タップを加工したり試行錯誤してやっと外れました。
なんとかヘッドを下すのは避けられましたが、アメ車にお乗りの方(特にフォード、リンカーン)はプラグ交換に注意が必要です。
運よく外せても、新品を組み付ける時には必ずスレッドコンパウンドの塗布は必須です。