ヤマハ R1-Z 走行不能状態からのフルメンテナンス
こんにちは。
隣国の横槍があったりと色々あったようですが、無事に登録されたようです。
しかし、なんだか最近の世界遺産への登録を巡っては、なんだか観光客の招致合戦のようで、そういった視線で見てみるとなんだか滑稽です。
ユネスコ世界遺産は、「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」に基づいて各地で選出されている訳ですが、大抵の史跡は世界遺産にならずとも自治体の指定文化財などに指定されている訳で、その時点でそこそこの保護の措置は取られて来た訳です。
場所によっては世界遺産となって観光客などが増えたほうがゴミや貴重な遺産を破壊などされる確率が高くなる訳で、「自然遺産の保護」という主旨から考えるといささか疑問が残る点もあります。
事実、屋久島は世界遺産登録後は小さな島に年間40万人が訪れる事態となり、色々と問題がでているそうです。
そう考えると観光招致の気持ち優先であれこもれも世界遺産に登録、というのは間違いのような気がしてなりません。
さて、また関係の無い前置きが長くなってしまいましたが、今日の作業報告は久々のバイクの作業報告になりまして、車両は数年前にも色々と作業させて頂いたお客様のヤマハR1-Zが出先でエンジンが吹けなくなってしまったとのことで入庫しました。
まともに走れない程のエンジン不調の直接的な原因は、燃料系統への水やゴミの吸い込みと、点火系統の不良(プラグキャップのヒビ割れからの電流のリークとプラグ死亡)でしたが、この際ですので、全体的にメンテナンスし、不具合箇所は全て修理させて頂く運びとなりました。
リードバルブもだいぶくたびれていたので、フラップやガスケットを新品へ交換、ヒビ割れしていたインシュレーターやホース類、ホースバンドもほとんどを新品へ交換です。
インシュレーター、ネジも新品へ。
キャブは分解洗浄、ガスケット類はもちろん新品交換。
内部部品は、なぜか湾曲してしまっていたニードルを新品交換です。
続いて水や汚れが酷かったタンクをひとまず洗浄。
入っていたガソリンには大量のサビ水が・・・驚愕の事実です。
コックも外してみるとこの通り。
で、なぜかタンク内からは同じ純正コックの外れたノズル部分だけが発見されました。
花咲かGタンククリーナーを投入し48時間ほど放置。
完全に錆びはなくなりました。
次回はIGコイル&コード、エアフィルター交換です。
入庫時はプラグカブりと火花のリーク、燃料には水とゴミが混ざり、エアフィルターはボロボロでしたので、今回の作業は、まさに理想のエンジンを支える3大要素
「良い燃料、良い圧縮、良い火花」
これを取り戻すという作業プラスアルファになります。
今では貴重な2ストマシン、大事に乗りたいものです。
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