BMW4シリーズ F36 加速時 謎の異音修理
どうも、こんにちは。
専ら最近はインスタ投稿がメインとなってきておりますが、「この車に、こういった作業をしました」とかですと発信する側も受け取る側も無駄が無く、必要な情報を短時間で受け取る事が可能な訳でですが、今回のように少し細かい説明や、文章がそこそこの長さになる場合は、やはりブログが一番だな、と思った次第です。
そんな訳でありまして、本日は、少し前ですが謎の異音にて入庫していましたBMW 4シリーズ F36の作業報告です。
なんでも、ソコソコ踏み込んでの加速時にセンターコンソール付近から小型スピーカーがノイズを発しているというような音がするとの事。
当然ですが、センターコンソール内部にそんなモノがあるはずも無いので、コンソール一部を脱着し、2人がかりで試運転です。
すると、たしかにアクセルONの加速時のみ大きくは無いですが、ハッキリと聞こえる異音を確認。
タイヤ回転数と同期していない、段差での揺れとも同期していない、静止時はエンジンをフカしても音は出ない・・・
そして聞いた限りは室内から音が出ている・・・
通常考え得る足回りや内装のキシミ音ではないようなので、これは非常に難しい音です。
そこから徹底的に試運転とリフトアップで各部をチェックし、やっと!!原因がわかりました。
原因はパーキングブレーキワイヤーを固定している樹脂部品の破損でした。
詳細としては、プロペラシャフトの真上を通るパーキングブレーキワイヤー左右2本を止めている画像黄色〇部分の部品が割れ(なぜ樹脂部品!?)
宙ぶらりんになっている状態で、加速をすると慣性力で回転しているペラシャに干渉→ワイヤーを伝わってセンターコンソールから音がする、とこういった事でした。
比較的BMWはロードノイズや走行音対策としてしっかり車外の音を遮音しているので、車内のパーキングブレーキワイヤーの出口があるセンターコンソールがあたかも音を発しているように聞こえていた模様です。
お客様と相談の結果、結局同じ純正樹脂部品を交換しても、そのうちまた割れるのは目に見えているので、汎用の金属ステーを取付して、ワイヤー2本を固定させて頂き、修理完了となりました。
4シリーズの異音が気になっている方は是非チェックしてみて下さい。